2013年07月29日(月曜日)

桜木 紫乃『起終点駅(ターミナル)』

 この土日、何かさらっと小説でも読んでみたい気分になったので、土曜に本屋に行って一冊選んできた。本命は今年の芥川賞・直木賞の受賞作品だったわけだけど、芥川賞の藤野可織『爪と目』は売り切れ(?)で置いてなく、ならば直木賞の桜木紫乃の『ホテルローヤル』にしようかと思ったが、書棚に並べてあった他の桜木紫乃作品をパラパラとめくっていたら『起終点駅(ターミナル)』という本が一番面白そうだったのでそれを読んでみることにした。本当はもう一冊、何かネットで「綿谷りさが震災をテーマにした新作が出たよ」みたいなニュースを見たので、それも面白そうだなと思ってはいたのだけど、本屋にも置いてないしAmazonで検索してもそれらしき本は出てこないので、何かの見間違い(恐らく作者を見間違えた)なのかもしれない。ともあれ、この桜木 紫乃『起終点駅(ターミナル)』を、この土日で読んでみた。以後はネタバレ注意。

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