2012年06月24日(日曜日)
きよふく、結婚式
去る6月23日、クラギタの盟友きよふくがとうとう結婚式を挙げた。思えば彼との出会いは一回生の時、4月のクラギタ新歓演奏会。当時軽音に入ってエレキの帝王になる気マンマンだった自分だが、たまたま見た軽音の新歓ライヴのレベルの低さに絶望し、身の振り方を考えていた時だった。何故かは覚えていないが二日酔いで一日クラクラしていたその日、清心館の教室の黒板の端に板書してあった「クラシックギター部新歓演奏会 本日」みたいな宣伝がやけに頭に残り、夕方帰り際に演奏会会場に気まぐれで立ち寄ったのだ。そこで出会ったのがきよふくだった。
演奏会場に入ると、もう演奏会は終わって写真撮影をするところだった。演奏など一曲も聴いていない自分も何故か撮影の列に加わったわけだが、そこでたまたま隣にいたのがきよふくだった。何を話したのか、その場で盛り上がった自分は、そのままきよふくの下宿に遊びに行き、そこで彼の高校時代のギター部のVTRを見せられる。それが自分とクラシックギターとの"本格的な"出会いだった。これは凄いと、素直にそう思った。彼の母校、松坂商業高校は当時ギター合奏で栄華を誇り、100人を超える部員に全国連覇のクオリティをもって、海外へ演奏旅行にも出かけていた。いきなり、その鮮烈な映像を見せられたわけだ。そこから、自分のクラシックギター部での人生が始まった。当のきよふくは、高校時代の部活との落差が落胆につながったのか、大学の一回生の頃はあまり部活に熱心ではなかったのだが(笑)。
その後数々の思い出が彼とはあるわけだけど、そんなきよふくもとうとう結婚。のざてっちゃんと共に結婚式に出席させてもらって、自分も万感の思いで一杯でした。またのざてっちゃんが本当に自分のことのように、自分のこと以上にきよふくの結婚を喜んでいるのがとても印象的。長い時間をかけて親密な空気をゆっくりと過ごした披露宴、素晴らしいものでした。
思えば、大学時代からきよふくの言葉の端々には自分の家族をとても大切に思う気持ちが感じられた。今回、奥さんとはもちろん初めてお会いしたわけだが、その紹介や言葉を聴いていると、奥さんもまた同じように、とても家族を大切にしている人なんだなと感じた。恐らくはその大切な価値観が深いところで共有できたからこそ、結婚というところまであの慎重なきよふくが辿り着いたのだなと、そのように感じた。とてもお似合いな二人。そう思うと、やっぱり素直に嬉しい。
新郎・新譜とも友人は二人ずつしか呼んでいなかったので、披露宴の後にいわゆる二次会はナシ。代わりに、キムとシノが披露宴が行われた津まで駆けつけてくれ、きよふくも含めて5人で飲み直した。こうして飲んでいると大学卒業後10数年の時なんてあっという間に埋まる。もちろん少し太ったとか、白髪がおか、生え際がとか、そんな小さな諸々はそれぞれあるけれど、飲んで話していると結局皆、お互いあの頃と変わってないなぁという話になり、昔のこと、今のこと、これからのこと、大切なこともどうでもいいことも、色々な話に花が咲く。今は遠く離れてしまっていても、普段はそれほど頻繁に接する機会はなくても、やはり大学時代という貴重な時間を一緒に駆け抜けた仲間というのはいいものだなと思う。会うのは本当に久しぶりでも、気を使うでもなく本音で話せる。今回はきよふくが結婚式という形で仲間が何人か集まる機会を作ってくれたけど、たまにはこのように集まるのも素敵だなと、その時皆で話していた。何年かに一回、クラギタ同窓会でもやるかと。実現するかどうかはわからないが(というかこのままだと実現しなさそうだが)、小さいなりに夢のある話だ。
改めて、きよふく、ご結婚おめでとうございます。自分の大学時代の過ごし方に、あるいはその後の人生にも、とても大きな影響を与えてくれたきよふくの結婚式に、のざてっちゃんと共に出席できたのはとても光栄だし、嬉しかったです。奥さんとどうぞ、お幸せに。人生のパートナーを得て今後も一層の努力とともに未来を目指すきよふくに、こちらもいつでも胸を張って会えるよう顔を上げて生きていくさ。また何かの機会に楽しい酒を飲みましょう。See Ya!
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