2007年10月25日(木曜日)
曖昧な月
20代最後の夜は、何も特別なことはなく過ぎていった。22時半まで仕事をし、本を読みながら電車に揺られて家に帰る。読んでいた本は村上龍の『半島を出よ』。村上龍のよいところがふんだんに味わえるよい作品だ。あと、少しで読み終わる。駅から家まで帰る際、丘を登って病院を超えて、最後マンションの玄関に突く前に、0.5ヘクタール程度の小さな畑が道沿いにある。そこだけは街灯も少なく、道が他と比べて一段薄暗い。そして街灯の光が弱いそのほんの100メートル弱程度の道沿いでは、月の光がこの辺りにしては珍しくよく届く。今日は、ほぼ満月に近い丸い月だった。白い静かな波のような光が、薄い雲にやわらかくぼやけた、そんな曖昧な月だった。
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くりよい月(だったかな?)と言うみたい。職場の先生や音楽の友人が言ってた。栗を食べながら、月をみるんだそうな。
最近の空や夕暮や月が好きで、ガッコの校庭で良くキャッチボールをしてる。たか〜い雲や空は気持ちいい。