降臨前夜
明日、とうとう妻と赤ちゃんが横浜に帰ってくる。赤ちゃんの方は「帰ってくる」というよりは「やって来る」という感じだが。そんな時期にタイミング悪く仕事は妙に忙しく、深夜に慌てて色々片付けやら何やらやっている。慌ただしいなりに静かな夜も今日で終わる。明日からはきっと賑やかで、時にうるさいくらいの日々が始まるのだろう。楽しみなような、不安なような、愛おしいような、名残惜しいような。ともあれ確かに、変わっていくのだ。酒も飲まず、音楽も聴かず、ただ黙々と大量のグラスを洗って眠りにつく、最後の静かな夜。いつも通り、金魚は一匹ひっくり返る。
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