2005年11月27日(日曜日)
11月の帰省
今週は金曜日に代休を取り、三連休にして新潟に帰省していました。今月は第一週末は佐賀・福岡へ、第二週末は富山へ、そして今週は新潟へと、とにかく週末の移動距離が多いのです。いやー、我ながらよく動きました(笑)。まぁまぁもはや新幹線や飛行機などでの長距離移動は手慣れたものなのでいいのですが。
さてさて、今回の帰省の目的は一つです。彼女とそのご両親がはるばる九州から新潟にやってきて、まぁ親睦会というか何というか、新潟を楽しんでもらいながら両家の交流を深めるとイベントがあったわけです。私も両親もあまり形式張ったことは好きでないので結納とか家具返しとかそういった儀式的なことはやらないかわりに、新潟に来ていただいて従兄弟が継いだ呉服屋で好きな着物を選んでもらってそれを贈り物に差し上げて、後は九州と新潟で土地も文化も違うので、まずは先方のご両親に新潟の風土を堪能していただきながら交流を深めようというわけです。
しかしこの週末の新潟は天気がおかしかった(苦笑)。雷鳴りまくり。いきなり雷鳴とともにドシャッと雨が降ったと思えばちょっと太陽が顔を出したりして、でも気を抜くとまたすぐ雷鳴が・・・。初日の金曜日、まずは従兄弟の呉服屋『泉三』で彼女とご両親に着物を選んでいただくわけですが、そこに行くまでの間も選んでいる間も降ったり止んだり光ったり轟いたり、いやー忙しい忙しい。どんな天気だよ、と思ってました。まぁ私達は店の中にいるわけで、その分には当然天気などどこ吹く風なわけですが、にしてもおかしいくらいコロコロ変わる天気だった・・・。そんな中無事にお気に入りの着物を選んでいただいて今回の最大のミッションは完了するわけです。選んだのは真夏の青空のような落ち着きと爽やかさがほどよくマッチした青色に衣装箱の染めと刺繍が入った、比較的シンプルだけれど上品で末永く愉しめそうな一品。夏にたった一度彼女の写真を見せただけ(しかも携帯カメラで撮ったヤツ)なのに、あれこれイメージを膨らませながら、センスよく、しかも似合いそうな候補の着物を実に五着も用意してくれた従兄弟に感謝です。彼女もあの着物が仕上がってきて着るのを楽しみにしています。
土曜日はまず水原の瓢湖に飛来したての白鳥を見に行きます。白鳥はまだ「100羽いるかな?」くらいの数でしたが、とにかくカモが多い。ざっと4種類くらいのカモが渋谷のスクランブル交差点よろしくな感じで超密度でひしめき合っているのです。そんな中カモを意に介さず悠々と泳ぐ白鳥。たまに3対3くらいでホーホー雄叫びを上げながら抗争を繰り広げている白鳥もいましたが、さすがになかなか優雅です。動物好きな彼女とご両親には結構楽しんでいただけたようでした。九州だと白鳥は見ないでしょうし。まぁ私も中之口川に迷い込んで住み着いていた白鳥以外は見た記憶がなかったわけですが。
そしてその後は巻町のワイナリー『CAVE D'OCCI』にて食事とワインと猫を楽しみ、岩室温泉の『綿々亭綿屋』で首や肩のコリによく効く温泉(以前寝違えが一発で治った)と素晴らしい日本料理を堪能しながら、新潟の夜は更けていきました。あそこのお湯は屋内のものと露天のもので明らかに濃さが違う。岩室温泉のお湯は無色透明なので見た目では何もわからないのですが、露天風呂の方だともう香りからして日本海の潮っぽいし、実際味もしょっぱいのです。屋内の方はそれほどでもないのですが。経験上、やはり湯治として行く場合には濃い露天のお湯の方がよく効くようです。
しかしこうして今回彼女のご両親に遠路九州から新潟に来ていただいたわけですが、ここまで距離が離れているとこれから長い付き合いとはいえ私と彼女と両方の両親、計6人で新潟を色々回る機会は今後そうそうないんだろうなと思うとそれはそれで微妙に寂しいような気もします。ウチの親は彼女と初めて会った夜、一緒に飲みながら「今が一番いい時かもしれない」と言っていましたが、私達二人だけならともかく互いの両親まで含めて考えた場合、あながちそれも間違ってはいないのかもしれません。遠いですからねぇ、新潟と九州って。こうした時間は大事にしたいものです。
さて、今日は最後九州に戻られる彼女とご両親を東三条駅まで送って行ったわけですが、なんとそこでペルー帰りのハバネロ夫妻と遭遇!いきなり視界の外から名前を呼ばれて、「ん?」と思って見た先に彼と奥さんがいるのを確認した時はびっくりしました。「こんなところで何やってんだよ!?」と。まぁ向こうからすりゃこっちこそ何やってんだよって話なんでしょうが(笑)。ちょうどペルーから帰ってきて成田で一泊して新潟に戻ってきて彼の実家で一泊してこれから富山に帰るところだったそうで、まんまと彼女とご両親と同じ北越に乗って行きました。いやいやびっくりです(笑)。ペルーの土産話やオカリナや指人形をいただいて、これもまた縁と彼女も紹介して、まさにお互い旅の終わりのサプライズ・イベントといった感じでした。まさか最後にこんなことが起こるとは思っていなかった・・・。
最後は東三条のホーム上でまたもの凄い雷雨に見舞われ、明らかに近くに落ちたと思われる雷鳴に一本締めをしてもらったような形で彼女とご両親とハバネロ夫妻を見送って、今回の新潟帰省は幕を下ろしました。最初から最後まで雷に付きまとわれた三日間でした(苦笑)。彼女のお父さん、「職場では"新潟は雷が凄かった"って言うよ」とか言ってましたし。最後はアラレまで降ってましたからね。雪起こしにはまだ少々早いようにも思うのですが。
というわけで報告が遅くなりましたが、来年7月に、結婚いたします。
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おおっ。おめでとうじゃないか。幸せになってたも。
ありがとさんです。とうとうその時が来たようです。いやー、こうして人生というヤツは進んで行くのだな。