2005年04月12日(火曜日)

ある日、吉野家にて

 会社の帰りに吉野家に食事を取りに行きました。店に入り、空いた席に座って注文をします。ふと隣を見ると、30代半ばくらいのスーツ姿の会社員(推定)が両肘をカウンターについてうなだれるように座っています。目の前にあるカレー丼にもほとんど手を付けていません。がっくりと首をたれています。・・・疲れてるんだな、と思ってPHSのメールをチェックとかしながら食事が運ばれるのを待っていると、今度は奇怪な音が聞こえてきます。やや詰まり気味の水道が大量の水を半ば無理矢理引きずり込んで行くときのような、鈍くいびつなズズズッ、という音。・・・?最初は何の音かわかりませんでした。そしてまた聞こえてきます。そしてまた。ズズズッ・・・、ズズズッ・・・、ズズズッ・・・。何だろうと辺りを見回して、再び隣でうなだれていた会社員(推定)に目をやった時、私はすべてを悟りました。

 ・・・寝てやがります!この会社員(推定)、こともあろうにこの回転の速い吉野家で、夜の11時過ぎに、カウンターで堂々と、目の前にあるカレー丼にもほとんど手をつけずに、とどめとばかりにいびきまでたてて、見事に寝てやがるのです!・・・やられました。そう来るとは思いませんでした。想定の範囲外です。なんというか、・・・そんなに疲れてたんでしょうか・・・。

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