久しぶりに一日降り続いた雨。窓から入る冷たい空気を半袖のTシャツからむき出しの腕で感じて、鈍い痛みを抱えた後頭部を枕に乗せて気だるく眠り続ける。暑さに乾いた空気には、冷たい雨の湿気が新鮮に思える。鬱蒼と茂る木々の葉を、風が擦り合わせ雨が打つ。ただ眠る。鈍い痛みを頭に抱えて。その音を聞きながら。