2003年07月21日(月曜日)
人生への焦り
ここ二ヶ月程、私の心は非常にイライラしていました。そして一人で色々なことにキレてみたり、(おそらくこれまでの人生で一番)今の状況に対してグチを言ってみたり、なんとなくふさぎこんだりしていました。これまで何故自分がそこまで不安定なのか、何が自分を追い詰めているのか、自分でもその根本的な原因がまったくわからないままにきていました。仕事が忙しくてイライラしていたというのもやはり多少はあるでしょう。が、決してそれだけではないでしょう。自分が感じる漠然とした不安感のようなものの正体が、これまではまったくつかめませんでした。
が、なんとなくこの三連休で色々と考えてみるうちに、何となく、おぼろげに、その正体が見えてきたような気がします。それは焦燥感なのかも知れません。自分の人生に対する焦燥感。もしかしたら10年後、あるいは5年後なんかに、「俺の人生ってこんなもんか、案外つまらないもんだな」とか思う瞬間が来てしまうのではないか、という焦り。そうならないために、どうにか「今」をなんとかしなきゃならないという焦り。そうして知らず知らずの内に不安が募り、心がいびつになっていたのではないでしょうか。そりゃそうです。何しろ今の私には「つまらなくない人生」ってのがどんなものなのか、それが見えてないのですから。それなのに「つまらない人生だな」と思ってしまう瞬間を怖がり、避けようとしても、進むべき方向すらわからないんだから当然道にも迷います。そして、焦りだけが表面化していたのではないでしょうか。
気付いたら、もう私も今年で26です。以前に比べ、自分の行動のあらゆることが自分の人生全体に対し予想以上の大きなコミットになることが多くなってきました。仕事を頑張るのも怠けるのも、続けるのも辞めるのも、誰かと付き合うのも別れるのも、です。それら一つ一つが今後の人生に対して非常に大きな方向付けを与えてくる、そんな微妙で重要な分岐点に来ているように思えてならないのです。だから一つ一つの決定に対し非常にナーバスになり、決定を下すのを先延ばしてしまうことすらよくあります。そして、ただ焦りだけが募り、漠然とした不安の中で抑鬱気味な日々を送っていたりするわけです。
心のイライラの出元が(とりあえず)わかった(気になっている)わけですが、正味今のところ「だからどうしよう」とはあまり考えていません。どうしようもないんじゃないかな、とすら思ってしまいます。先のことなんてわからないし、焦ったってしょうがないとも思いますが、だからといって人生はよくも悪くも一度きり。「つまらなかったな」と気付いてからでは遅いのです。さて、どうしましょうか。さて、どうしましょうか・・・。
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