2003年05月11日(日曜日)

演奏、結婚式にて

 昨日先輩の結婚式で弾いた『主よ人の望みの喜びよ』ですが、はっきり言ってかなり緊張しました・・・。あれ程緊張したのは二回生になったばかりの頃のギタ連スプリングコンサート以来かも知れません。あの時弾いた『Sunday Morning Overcast』は後に『ブラックマンデー』と呼ばれる程ガタガタな演奏で、そりゃ株価も大暴落するわ、って感じでしたが、今回はあそこまでズタズタじゃないにしろ、やはりやややばかったですね。結婚式で弾くというのは案外恐ろしいものです。何故って、弾くその直前までは普通に席に付いてなきゃいけないので、心の準備くらいはできても指ならしもできなければ調弦すらする時間がありません。「あ、次だ」と思った時にはケースからギターを出して、5弦の音だけどうにか合わせて人前に出なければならないのです。あれはなかなかハードですね。演奏会と違って集中力を練る時間がない。いや〜、やられました。今度結婚式で弾く時は指ならしなしの一発勝負で集中して弾き切るのを前提として練習しておかないとですね。何しろ私の中では密かに勝手に『◯◯の結婚式ではこれを弾いてやろうリスト』というのがあります(爆)。リストに載っている人間の結婚式では弾くなと言われても弾きます(←オイ!)。ので、今回「結婚式で弾く」とうのがどういうことなのかを体験できたのは非常によかったですね。今回も、せっかく大事な日の演奏を私に任せてくれたのですから、もっとちゃんといい演奏をしてあげられればよかったのですが・・・。それだけが心残りです。

 しかし結婚式というのはやはり特殊な空間です。ものものしいと言えばものものしいのですが、やはり新郎新婦やその御両親などを見ていると幸せそうで、また感慨深そうで、なんだか素直に「いいなー」と思ってしまいます。今回は新郎はピアノとホルンを、新婦はバイオリンを弾く人なので、自分達も演奏したり、新郎のピアノをバックに新婦が両親への手紙を読むなどの趣向が色々あったわけです。両親への手紙を読みながら涙を流す新婦や、最後のスピーチで必死に涙を堪える新郎の姿はやはり、こう胸に来るものがありました。人生の、非常に大きな節目です。彼らはこの日をどういう気持ちで迎えたのでしょうか。これから、どう生きていくのでしょうか。・・・もし、私が結婚式を挙げる日が来るのなら、その時は一体どういう気持ちなんだろうなと、そんなことをふと思ってしまいましたね。まぁ、いつのことかはわかりませんが。

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