2003年04月29日(火曜日)

本日のお買い物-バーデンパウエル、他

 タワーレコードでCDを買い出してきました。今日買ってきたのはざっと4枚。Michael Hedgesのライブ盤『Live on Double Planet』に、バーデンパウエルのユニバーサルミュージック時代の音源を集めた(と思われる)『O Universo Musical de BardenPowell』、NAXOSから出てるブローウェル作品集の第3弾、クラウディオ・アバド指揮の『ボレロ/亡き王女のためのパヴァーヌ』です。いよいよもって買うCDのジャンルに節操がなくなってきました(笑)。こんなラインナップでまとめてCDを買っていく人間などそうはいないでしょう。ギターさえ入ってれば何でもいいのか、って感じですね。・・・う〜ん、実際何でもいいのかも知れない???

 まずはクラシックギター弾きとして、NAXOSの『ブローウェル作品集』第3弾に触れてみましょう。・・・実はMichael Hedgesとバーデンパウエルを先に聴いててまだ聴いてないのですが(←オイ!)、今回はグレアム・アンソニー・デヴァインというギタリストが、比較的ブローウェルの中でもマニアックな領域の曲を弾いてます。・・・いや、そうでもないか。コボの第1弾の方がマニアックかも。まぁリカルド・コボが弾いた第1弾以来、非常にレベルの高い内容が続いているシリーズだけにきっと今回もあの妖しさ爆発なブローウェル・ワールドを堪能できることでしょう。曲目は『ソナタ』、『3つのラテン・アメリカ風小品』、『悲歌』、『組曲第2番』、『エリのためのパッサカリア』、『鐘の鳴るキューバの風景』、『オリシャスの祭礼』、『11月のある日』。個人的に注目は『3つのラテン・アメリカ風小品』と『オリシャスの祭礼』でしょうか。あの『天使の死』を第1曲として擁する『3つのラテン・アメリカ風小品』(俗に『天使の死』ブローウェル編と呼ばれているものは実はこの組曲の第1曲で、正式名称は『ピアソラのタンゴによる変奏曲』)は、実は3曲とも凄くカッコいいのです。私は『花祭り』と同じフォルクローレ調の空気を持つ第3曲『Danza del Altiplano』が弾きたくて、学生時代譜面を探すも見つからず・・・。私が知る限り同組曲を全曲レコーディングしているのはフレイビオ・クッキだけですが、ここに新たな演奏が加わる形になります。さ〜て、どんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか?そしてアルヴァーロ・ピエッリに献呈された『オリシャスの祭礼』は、意外に録音が少ない結構レアな曲。献呈されたピエッリ本人と、あと誰が弾いてるんだろう?高田元太郎氏がコンサートで弾いていたという情報は入ってきてますが。とにかくブローウェルらしい不吉に妖しいこの曲も注目でしょう。

 そして今日買ってきたバーデンパウエルのCD、これがまた凄くいい!基本的にライブ音源なのですが、この中の『サンバ・トリステ』が切れまくってる!同曲はライブ/スタジオを合わせて3種類くらいの演奏をこれまで持ってましたが、このアルバムのが一番乗ってるし切れがいい。「あんたぁ神だよ!」と思わず納得してしまうような圧倒的なグルーヴ感がたまりません。これはいいCD買いました。しばらく愛聴の一枚になりそうです。

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