2002年11月14日(木曜日)
"ポシティブ"は"楽観"ではない
根拠なき楽観は過ぎた悲観よりもさらに悪い結果を生むことになりえる。だが、どういうわけか人はそれでも悲観より楽観を好む。"ポシティブ"という言葉の定義を誰もが勝手に書き換えて。根拠なき楽観は決して"ポシティブ"ではない。あらゆる否定要素をすべて見据えた上で、それでもなお肯定要素を探すことが"ポシティブ"なのだ。ネガティブであれ。楽観と"ポシティブ"を混同して、渦を落ちていく世界に飲み込まれないため。デカルトはこう言った。「まず疑え、残ったものが真実だ」と。コンテクストは違えども、その言葉は多分正しい。
Trackback on ""ポシティブ"は"楽観"ではない"
このエントリーのトラックバックURL:
""ポシティブ"は"楽観"ではない"へのトラックバックはまだありません。
""ポシティブ"は"楽観"ではない"へのコメントはまだありません。