2002年06月17日(月曜日)

2002年度衣笠独重

 さてさて、ちょっと遅くなりましたが行ってまいりました、衣笠独重。前評判が高い中期待して見に行ったわけですが、その期待も裏切られることなく素晴らしい演奏を聴かせていただけたのでよかったかなと。まぁ細かいところは今回久しぶりに(苦笑)まじめにアンケートを書いてきたので現役の皆さんはそちらを読んでいただければよろしいかと思いますが、全体的に出演者の皆さんはレベルに大きなバラつきがなく、非常に高いレベルでバランスの取れた粒ぞろいの演奏だったかなと思います。特に好感が持てたのが、一人一人がそれぞれ自分なりに音楽を作ろうと一生懸命になっているのが感じられたこと。特に学生では、ある程度技術レベルが上がってくると何故か技術に頼るようになり、指は動いてるけど音楽が伝わってこないというような、私に言わせれば最悪な演奏をする傾向が出てきやすかったりもするのですが、皆そういうこともなく「音楽を演ろう」という姿勢が伝わってきたので嬉しかったです。まぁ技術的には各人がやはり課題を残した感じはあるのですが、やっぱりね、演奏を聴いて「凄い」と言われるような演奏ではなく、「いい曲だった」と言われる演奏が一番よいのだと私は思うのですよね。その意味で今回のMVPは、実にいいセンスを感じさせてくれた『ソレア』を推したいと思います。カルリの重奏もよかったですね〜。基本に忠実な表現で、素直にスーッと聴かせてくれました。ぎぃ助ソロも一週間でよく頑張ったものでした。普通一週間でスラーはあそこまで上達しないしな。さてさて、定演も楽しみですね。「音楽を作ろう」という意志を一人一人が持っているこの面々なら、きっと合奏も素晴らしいものができるでしょう。定演も期待しています。その前に編曲何とかしろとの声が聞こえてきそうですが(苦笑)。

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