2002年04月28日(日曜日)
仕事と生きがいと
さてさて、世間はいわゆる黄金週間というものに突入したようですが、私はというと昨日、今日と普通に会社に出て仁義なきプログラミングを行っておりました。いやいや、連休前に集中してタスクがたまってくるのも如何なものかと思われます。まぁここ数日発揮していた極限の集中力の賜物で、どうやら明日はのんびり休めそうです。
しかしここのところ、私はどうもこの仕事に疑問を持ち始めています。何処に疑問を持っているのか全てを語り尽くさんとしたらそりゃもうえらいことになってしまいますのでここでは自粛させていただきますが、現場の状況やら環境やらそういったことを差し置いてまず疑問なのは「本当にこれが自分の目指す方向なのか」ということですね、月並みですが。まぁ今の職場はそれなりに気に入ってはいます。仕事がうまくできないということもないですし(というかそれは自分で思ってるだけですが)、人間関係も概ね良好でありますし(「概ね」というところがポイント)。が、そもそもこのままこの仕事続けていって、一体何になるのだろうという疑問がここのところ私の中で急浮上してきたのです。私が本来やりたいことというのは、ごくおおざっぱに言ったら「人の心を動かすこと」です。これまではそれが音楽であり、また文章でもありました。では、今の仕事はどうでしょうか。確かにいいもの作ればお客さんは喜んでくれるでしょう。でもそれは所詮「便利なものが手に入った」というレベルのものであり、その人の心に、あるいは人生に、考え方に、影響を与えていくといった類いのものではないと感じてしまうのです。まぁ確かに「便利なもの」の方が実生活には与える影響は大きいでしょう。でも、それが人の心を動かすことはありません。そして、私はその「人の心を動かす」ことがやりたいのです。
しかし思えば、私が社会に出る時まず考えていたことは「今のまま例えばもの書きを目指すにしても、自分はまだ経験が足りない。実経験なき軽い言葉を追い掛けるのはカッコ悪い」というような理由でまず社会に出たものでした。仮に、今ここで社会というものから一旦外れてみたとしても、結局まだ私が「社会」に対して求めたものは得られていない気がします。これはなかなかのジレンマです。耐え忍ぶべきか、飛び出すべきか。まぁ当面はやはりまだ耐え忍ぶ方が色々な意味で得策なのでしょうが・・・。
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