2001年11月25日(日曜日)
2001年度衣笠定演所感
さてさて、三泊四日京都の陣、只今帰って参りました。今回の京都行きの大目的はもちろん後輩達の定期演奏会。行った足で京都駅地下で手みやげ品を伊勢丹で買っていたら我らの代の書記嬢およびBKC現職指揮兼C技と遭遇、連れ立って一路アルティへと向かいました。
演奏会の感想及び総評として一言でまとめるなら、「よくまとまった演奏会」だったと思います。去年一昨年はある意味結構バクチ打って演奏会やって、一応は成功と言える形で終われたからいいようなもの舞台裏では結構綱渡りしてたような感がありましたからねぇ(特に俺は何度か綱から落ちかけた、というか少なくとも3回確実に落ちた)。まぁ『カイザーワルツ』なんて大曲やる辺りはかなりのバクチだったのでしょうが、演奏自体は危なっかしさをあまり感じさせない安心して聴けるものでした。個人的に特に気に入ったのはポピュラーアンサンブルと4回生4重奏の『スピン』。ポピアンは皆凄く気持ちよさそうに弾いてて、ちゃんと音色を意識したハ−モニー作りが心地よく響いていたので、見てて「う〜ん、やっぱ合奏っていいよな〜」と思ってしまいましたね。ああそうさ、一人じゃどう頑張ったって合奏はできないさ(←嘆き)!そして『スピン』は4回生の成長ぶりにビックリ。我が後継者M野(「胃痛とかいうHNでBBSにも登場してきたね〜)は本当に御大としての貫禄のようなものが出てきてて、正直一年前は実力はあるのにどこか頼りなげだったのが嘘のようなオーラを醸してました。そしてスカイライン男(まぁ、誰だかわかるでしょう?)も昔と比べてしっかりと音が出て曲を作ってきていて、その成長ぶりに驚かされました。そう、彼らももう4回生ですからね。さすが最上級生、下回生にしっかりしめしをつけてくれていました。
そして何よりもビックリしたのが2回生の成長ぶり。特にナオエギター教室でももはやマスコットとなりつつあるらしい次期C技候補筆頭はその成長具合に戦慄すら覚えました(←マジ)。いや、合奏の中でもしっかりと存在感のある音で抜けてくる彼女の音とセンスは凄まじいものがありましたよ。ウチらの回に対して一部の間で「もしにらめっこが一回の時から入っていたら」という命題は時たま投げかけられるものですが、次期C技殿はまさにその体現のような・・・(ただしもし本当ににらめっこが一回の時から入っていたら、ウチらの代は違った意味でより破壊的になっていたに違いない)。あれは上回生としてもプレッシャーじゃなかったですかねぇ、あんなに急激に成長されていくと。これは来年が楽しみです。精々今の内にプレッシャーをかけておきましょう(笑)。大合奏は『カイザーワルツ』、大曲への挑戦でどうなることかと思いましたが、実に綺麗にまとまっていて聴きやすかったです。特に指揮者殿は一年前は一回生会本番直前に「指揮教えてください」とか言ってきていたのに、あんな難しい曲の指揮を見事に振れるようになっていて正直頑張ったなぁと思いましたね。
定演出場者及びスタッフの皆さん、お疲れさまでした。いい演奏会でしたよ。とはいえ私が手放しで誉めたままというのも逆になんかうさんくさかろうということで、技術的に感じたことをまとめた定演裏批評は別にアップしておきます。まぁこれはどちらかというと来年に向けての2回生へのメッセージという方向で。
そして夜は同期の連中+まりも氏と飲み、キム邸を経由してガッティ邸へ押しかけ、フェアウェルのビデオなど眺めながら熱く、それでいて寒い夜を過ごしていましたとさ。そして次の日、京都駅ビルで福田進一氏が演奏をするというのでガッティ邸から京都駅へ直行しました。そこで龍大のつっきーとも瞬間的な(爆)再会を果たし、赤子の泣き声に切れて(?)ときたまヤケっぱち気味な演奏をする福田氏の演奏を堪能した後奈良ギターフェスティバルへ行くために速攻みやこ路快速に乗り込んでいきました。来週はBKCの定演ですが、さすがに二週連続して行くことができるかどうかが怪しかったためとりあえず奈良ギタでBKCの演奏を聴いておこうというわけです。そして無事3時半からのBKCの演奏に間に合い、休憩時間にフラフラと外に出た私に、後ろからポンポンと方を叩きつつ声をかける人物がいました。ふっと振り向いてみると・・・、
な〜んと、それは藤井敬吾先生でした!ビックリです。先週の火曜まで上海へコンサートに行っていて、奈良ギタに藤井先生が指導している合奏団が出ているので見にきたとのこと。相変わらず色々なところで色々なことをやっておられるようで、少々立ち話で近況報告などしてきました。しかし後輩の演奏会を観て思ったのですが、私ももう一回改めて藤井先生のところに習いに行きましょうかねぇ・・・?2ヶ月に1回でも3ヶ月に1回でもいいから、京都まで行って稽古つけてもらおうかと思案中です。一人でもギターは弾けるし、先生がいなかったからって曲が完成させられないわけではありませんが、短い時間で効率良く技術と知識を身につけたいなら藤井先生のようないい先生に師事するのがやはり一番です。いや、東京で福田進一氏辺りに1レッスン15,000円払って診てもらってもいいのですが、それなら交通費含めても藤井先生にじっくり指導していただいた方がいいように思えます。とりあえず、いつか後輩達の前でギターを弾くことがあったとして、その時ロクな演奏ができないで「仕事が忙しくて弾けてなかったからね〜」とか言い訳するようなことだけは絶対したくないんですよね。後輩がどんなに成長してこようと、胸を張って「自分がアイツらの先輩だ」と言える自分でありたいんですよね。別にギター弾けなくても仕事が忙しくて弾く時間がないのは事実なんだからいいじゃんという声も聞こえてきそうですが、例えば後輩の演奏会見に行って「ここがもう少しこうならよかったね」とか言って、「じゃあオマエ弾いてみろ」って言われた時弾けないのはカッコ悪かろうと。まぁそれだけの理由と言えばそれだけの理由なんですが、マジでもう一度藤井先生の門を叩くかどうか思案中です。やはり未だ基礎力(特に右手)には独力での完成、矯正に限界を感じていますしね。私は別にギターのプロは目指してませんが、もっと気持ちよく曲が弾けるだけの技術と知識は持ちたいですし、一線を退いたとはいえまだまだ向上心も好奇心もありますからね。う〜ん、どうしようかなぁ・・・?
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