2001年07月21日(土曜日)

The Mosquito Battle -オマエハモウシネ-

 何だかこの三連休、ゆっくり休むつもりが何やら色々な障害に阻まれてそうもいかないという事態になってきております。昨日のカギといい今日のこのバトルといい・・・。そんなやれやれな事件を、今日の日記でお伝えしたいと思います。

 私は今日の夕方、ギターの弦を替えようとギターを取り出し、まずおもむろに現在張ってある弦を外しにかかりました。すると、周りの方で何やらプ〜ンと音が回っています。そう、・・・蚊です。蚊のヤロウです。我が家はよくも悪くも自然に恵まれた谷間に位置しているので、そりゃあ蚊はたくさんいます。何を隠そうこれまでも部屋の中にいながらにして一日一箇所は刺されていたという始末ですから。まぁ逆に言えば蚊の一匹くらいいても当たり前な状況なので、私も最初は無視していました。が、弦を一本外した辺りでやけに右肘の辺りがかゆくなってきました。・・・ちくしょう、喰われたな・・・、と思いつつも、敢えて無視して次の弦を外しにかかったのですが、それを外し終わらない内に左足の裏、右足首、と次々かゆい場所は増えて行きます。そして左腕にチクリとした痛みを覚えた私は、すっとそちらの方を見ました。血を吸っている蚊がいます。その瞬間、私の中で何かが切れました。

パァン!

勢いよくひっぱたくも、蚊はその攻撃をかわし宙に逃げて行きます。ちっ、外したか・・・、と思っていると、今度は右足の親指に同様の痛みが・・・。見ると、今度は別の蚊が私の血を吸っています。二匹いやがったか、と思いながら手元にあった週刊誌を手に思い切り叩きつけます。・・・今度はやりました。蚊の亡骸は、力なく地面に横たわっています。・・・あと一匹。ギターの弦の交換を邪魔された私の怒りは止まりません。これを機にうざったい部屋の中の蚊を一掃してしまうことに決め、週刊誌を手に持ったまま蚊が来るのを待ちます。自分を餌にしたおとり猟です。もう何でもやったります。じっと待っていると、遠くの方から段々プ〜ンという忌々しい音が近付いてくるのがわかります。・・・来たか。私は週刊誌を構え、蚊が愚かにも私の体ではなく壁に止まった瞬間を狙って叩き付けました。

パァン!

 ・・・やりました!壁には赤い鮮血をまき散らして蚊の残骸がこびりついています。これで当面私の視界に入っていた蚊は絶滅させたことになるのです。満足感の中、私は壁にこびりついた蚊の始末をしようとティッシュをとってきました。そこでふと気付いたのですが・・・、

 赤い鮮血・・・? それ、俺の血だよ、俺の!!!!!

 ・・・こんなに吸ってやがったのか、と思いながら、私はその蚊を始末しました。そしてさぁ弦を替えようと再びギターを手にし、古い弦を全部外し終わってギターの手入れをしている時に、またあの独特のチクリとした痛みが・・・。見ると、また新しい蚊が私の右腕に取りついて血を吸っています。もういちいち自らの手で叩き潰すのも疲れていた私は、その蚊を追い払った足で速攻薬局に行き、ブタさんの蚊取リキッドを購入して使いはじめましたとさ。それから蚊に悩まされることもなくなった私は、「効くもんだなぁ」と思いつつ『バ−デンジャズ組曲』と『天使の死』を弾き倒していたそうです。どっとはらい。

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