2001年05月04日(金曜日)
風邪薬あれこれ
GW二日目、な〜んと風邪をひいてしまったようです(爆)。いや、2日の朝から喉は痛かったんですけどね。今朝起きたら喉が痛くて頭が痛くて、やけに鼻水が出ます。それだけならいいのですが、最悪なのが喉の奥。粘膜が崩壊してるのか何なのか知りませんが、とにかくネバ〜ッとした透明の液体がからんでからんで仕方がないのです。とはいえ熱もそんなに高くなく、体のだるさとかもまぁそれなりだったので、とりあえず薬局に行ってパブロンSゴールドとリポビタン8を買ってきて対処してます。
しかしまぁ今更言うことでもないかもしれませんけど、市販の薬って基本的に対症療法だけですからね。例えば喉の痛みとか頭痛といった症状を緩和することはできるけど、風邪そのものを治すわけではないのですよ。風邪の原因はウイルスや細菌。市販の風邪薬にそれらを殺す成分が入っているわけではありません。結局風邪を治すのは自分の体力なわけです。だから軽い風邪で頭痛とかそういう症状が耐えられる程度のものであるなら、風邪薬なんて飲むより栄養剤でも飲んで寝てた方がよいです。睡眠は抵抗力を高めてくれるので、風邪ひいた時はとにかく寝ましょう。
医者の薬だって似たようなものです。医者が処方する総合感冒薬の定番PL顆粒とか、見事なまでの対症療法薬です。でも、実際問題いわゆる風邪には根本的な治療法ってないんですよ。先述したように風邪の原因はほとんどウイルスです。真先に細菌感染症からくるケースはほとんどないです(もしそんなのがあった場合は急性肺炎とかになる。もはや風邪と言うにはデンジャラスだ)。とすると、医者が抗生物質を処方したとして、その抗生物質が風邪のウイルスを殺してくれるわけではありません。あくまで二次感染としての気管支炎他細菌感染症への対処なわけです。対ウイルスの薬と言えばワクチンですが、風邪のウイルスなんていくらでも違うのがいますから、「風邪に効くワクチン」といって投与するのは現実問題無理があります。どのウイルスかによってワクチン変えなきゃいけないんですから。インフルエンザは過去の傾向から「今年はこれが流行るだろう」という予想で予防接種のワクチン投与してますからね(爆)。
ちなみに今日私が買ってきたパブロンSゴールド、これは「塩酸ブロムヘキシン」という成分を含有していることをウリにしていますが、ではこの「塩酸ブロムヘキシン」とは一体どんな成分でしょう?一言でいうなら痰きりです。痰を出しやすくするのですね。まぁ痰の主成分であるムコ多糖体の蛋白結合をたたき切ることで低分子化、要はネバネバをなくして痰を出しやすくする成分です。何故これがパブロンのウリなのかわかりませんが、とりあえず咳と痰の風邪にはよいでしょう。他には消炎酵素成分である塩化リゾチーム、解熱・鎮痛成分アセトアミノフェン他、咳止めや鼻水止めなど大抵の風邪の症状に対処できるよう成分が配合されているようです。
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