2001年02月03日(土曜日)

幸せは借りてこなければならない

 1/31付けの朝日新聞で、朝日賞・大佛次郎賞を受賞された7氏の挨拶が文化面に掲載されていました。その中で作家の井上ひさし氏がエラ・ウィーラー・ウィルコックスというアメリカの女流詩人の詩を引用して挨拶をしていましたが、その文句が微妙に気に入ったのでちょいと紹介させてもらいたいと思います。

『ソリチュード(孤独)』

この地球は涙の谷
悩みごとや悲しいことで一杯だ
そこで喜びはどこからか借りてこなくてはならぬ
その借り方は---あまり有効な方法ではないが、しかしこの方法しかないので、あえていうが---、とにかく笑ってみること
笑うことで喜びを借りてくることができる

 氏は、この詩について「悩みごとや悲しみは最初からあるが、喜びは誰かが作らなければならないという詩です」と解説を付け加えています。なかなか説得力のあるものではないでしょうか。この世界には、悲しみははじめからあっても喜びは作り出さねばならない。待ってるだけで幸せが向こうからやってくるわけではないのです。だからこちらから歩いていかなければならないのでしょうねと水前寺喜代子(漢字不詳)の『365歩のマーチ』みたいなことを言ってみたり・・・。

 というわけで、私はこれからきよ・のざ・オム・しーさん・そして謎のみ。さんとスキーに行ってきます。8日の朝に帰ってきます。無事こけて骨折などしないで帰って来れるよう祈っていてください。

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