2000年08月20日(日曜日)
新潟酒自慢
今日は新潟の我が家から車で一時間以内に行けるお酒スポットをご紹介しましょう。要は地元自慢です。新潟は田舎ですが、食い物飲み物だけは色々美味しいのがあるのです。
まずは原発建設に関する住民投票で全国的に有名になった巻町から。ここには新潟で収穫した葡萄を原料に、本場真っ青のワインを作っている『Cave D'OCCI』(つづり不祥。『カーヴ・ドッチ』と読む)があります。赤・白とも何種類かのワインが若いのからビンテージものまで置いてありますが、ここのワインが美味しい。そしてワインに合う料理を提供する、酒蔵を作り替えたちょいと小粋なレストランもあります。以前もここのワインを京都に土産として持って帰り皆さんの好評をいただいたことがありましたが、今回もここのワインを土産の一つとして持って帰ります。前回赤だったので今回は白を。辛いのは今回遠慮して甘口のビンテージワインを一本持って帰ります。確実に飲みたい方は他の人に飲まれる前に私に声をかけてください。
そして我が白根市のお隣加茂市の酒造で作られる清酒『升鏡(漢字は変換で出てこなかったので諦めました)』。これも美味しい。これも今回土産として一升持ち帰る予定ですが、いわゆる標準品か別撰クラスのものにするかは未定です。他にも『加茂錦』も確か加茂だったはずだし、新潟には他にも『八海山』や『雪中梅』、有名な『越の寒梅』など美味しい日本酒はたくさんあります。しかも安い。新潟では『越の寒梅』の別撰クラスが一升2,500円くらいなのに、京都で見かけたら標準品が8,000円くらいしてた・・・。プレミアとは恐ろしいものです。
そして私が通っていた高校からチャリで10分かからないような場所にあるジャズバー『だんちっく』。ここは自称『世界一狭いバー』で、確かに狭いのですが、素晴らしいウイスキーを置いています。『タプローズ』という名のそのウイスキーは、瓶単位では輸入できずに樽単位でしか輸入できず、しかもその輸入が近年難しくなったそうで市販では絶対手に入らず、店でも置いているところがほとんどない幻のウイスキー。味も香りも豊かで濃いのに全然きつさを感じさせず、飲むものをその豊穣の世界へと誘ってくれます。瓶では売れないので市販では手に入らず(状況は少し違うけど市販で手に入れにくいという点では『マッカラン』も一緒。が、これは大概のバーで普通に飲める)、私の知る限りここでしか飲めない幻のウイスキーです。そしてその近くにある姉妹店『Sato's Bar』もかなりいけてます。マスター自身現在も活動を続けているジャズピアニストなのですが、ここはカクテル中心で珍しいウイスキーも少々という店。カクテルの味には定評があります。私は『サイドカー』のみ飲んできましたが、やはり美味しかったです。ここのマスターお勧めの『バルベール』というスコッチ系のウイスキーも。
そして最後にまた巻町。『エチゴビール』です。日本地ビール第一号店で、開業して世界地ビールコンテストに応募しフルーティな白ビール『ベルジャン・ホワイト』と渋みとコクの黒ビール『スタウト』が世界コンテストの金賞と銅賞をそれぞれ受賞して以来、毎年同コンクールで何かの賞を奪取しているという鬼の地ビール。ウイスキーのように数年寝かせて作った古酒ビールも二種類あり、その様々な味わいのビール達はビールというものの概念を根底からくつがえしてくれます。ビールは「苦い」でも「喉ごし」でもなんでもなく、本当に味わって「美味しい」のだと思えるここのビールは、わざわざ新潟まで来てでも飲む価値はあると思います。私は個人的にプレミアキャンペーン(?)の限定醸造ビールの郵送を注文するつもりで用紙もらってきましたけど。ここは絶対のオススメです。併設されたレストランの料理もとても美味しいです。
以上、地元自慢でした。
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