2000年06月09日(金曜日)
何故か充満する実存主義
さてさて、無事(?)京都も今日から梅雨入りしたわけですが、どういうわけか最近衣笠CGCでカミュの『異邦人』が流行っています。私は数日前に何故か読もうと思い立って生協で文庫を買い、今暇を見つけて(授業中に?)読んでいますし、みっしぇりーは今えいどりあんから借りて読んでいると言うし、えいどりあんは読破済みです(あれ、みっしぇりーがや◯だでえいどりあんがか◯までよかったんだよな?)。突然何の脈絡もなく不特定多数の間で読まれているわけですが、まぁそれも不条理なこの世界、ありなんでしょう。皆さん「太陽が暑かったから人を殺す」あの不条理な世界にひかれているのでしょうか。まぁ最近の殺人事件って、特に少年犯罪系はみんな「太陽が暑かったから」くらいの不条理な動機ばっかりですからある意味タイムリーなのかもしれませんね。不条理が道理になりつつあるような、そんな今日この頃でございますから。おかげでえいどりあんはBOXノートに「あらゆるものの無」について記述するし、ここのBBSにもみっしぇりーが(というかみっしぇりーを名乗ったえいどりあんのような気もするのだが)やたらに厭世的な書き込みをしてPCKがそれに相変わらずのノリで、しかも相変わらずなノリでありながら引用である辺りがかなりさすがなレスを返してるし、最近クラギタでは70年代ばりの実存主義哲学的オーラが充満してます。ダークです。皆そんなに思想に耽りたいのでしょうか?しかし俺はそんなのも好きです。一時期現象学的な哲学にはまっていたものとして。
ちなみに次に流行るのはおそらくカフカの『変身』でしょう。私も読むつもりでいましたし、なんとみっしぇりーも既にえいどりあんから借用済みです。その次はサキかな?ああ、恐い恐い。
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