1999年06月21日(月曜日)

『Prisoners in Paradise』及びテーマとしての"道"

 ヨーロッパの『Prisoners in Paradise』に涙する今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は最近おそらく大学入学以来最大の精神失調に見舞われ、皆といる時はともかく一人の時は異常に不安定な精神状態の中眠れぬ夜を過ごしています。いや、原因はやっぱわかっちゃいるのですが、だからといってどうにかなるかというとそれがどうにもならない(というかどうしたものかわからない)から不安定になるわけでして、おかげで幸か不幸か独重のプレッシャーなど心の隅っこに追いやられた状態になってます。現在の葛藤と独重のプレッシャーとどっちがマシかって言ったらおそらく後者なんでしょうけどね。きっと『やがて消え行く〜』のインスピレーションもこの辺りからきてるんでしょう。というか明らかに。

 しかしNOVELの『ジングルヘル』を除いた3つ、アップしてから気付いたのですが、どれも重要な場面というかキーポイントとして"道"が出てきてるんですよね。『理想郷』の階段、『街灯のない道』はそのまんま、『やがて消え行く幻達へ』では景色のない分かれ道。特に意識していたわけではないのですが、多分私が文章を書く時に無意識の内に共通のテーマとしていた背景に"道"という表象が綺麗に当てはまっているのでしょう。3つとも描いた状況や意識の上で書きたかったことはまったく別なのに、その根底のところでは共通した大きなテーマが流れていたわけです。不思議なものですね。その"道"について分析してみると自分でも気付いてなかった私自身の人生観の一面にも気付かされました。面白いですね。自分で意識してないうちに出てきた表現で自分の意識が目覚めさせられるんですから。

Just like prisoners in paradise
Still far from heaven's door
We had it all but still wanted more
We're just prisoners in paradise
So close and yet so far
There will come a time no matter who you are
When you ask yourself was it right or wrong
For me to turn away
But hey, we're children of tomorrow
Hangin' on to yesterday.....

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