1999年02月10日(水曜日)
ネットの匿名性と安全性
なにやら世間では京大の院生がネットを通じて売り出したクロロホルムが強姦未遂事件に使用され、例のドクタ−・キリコの診察室の件もありネット上での(偽りの)匿名性を利用した犯罪に関する議論が盛んになっているようですね。話の方向性を見ていると、どうやらネットの性質をよくわかっていない一部のマスコミからお決まりの「ネットに規制を」の声が聞こえてきそうな感じです。さてどうなんでしょうね? 私はこの場合なんかは別に規制とかなんとか言わずともよいかなと思うのですが。
だって確かにネットは一見匿名性が保持された社交場のように見え、それがネットを利用した犯罪を助長する原因となっているわけですが、冷静に考えればネットって行くとこ行きゃ全部ログ残ってんですよね。確かにブラウザ上では匿名性は保たれているけど、システムから見れば匿名性も何も・・・。厳格な監視下を情報の小包が行ったり来たりしてるようなもんですからね、ネットって。だからそこを利用すれば逆に捜査はやりやすいわけで、ネットのみかけの匿名性にだまされてそこで犯罪をして一儲けしようとか、あるいはそれでいい気になってる小物なんて、もう罠をしかけて雑魚をまとめて引っ掛けるがごとく一気にパクって間引いてやった方がよいのではとも思いますね。劣悪遺伝子排除法の世界ですよ? まぁ確かに現在の規制のまったく存在しないネットの状況が犯罪を起こしやすい要因を作り上げていると言えばその通りなのかも知れませんけど・・・。
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