1999年01月01日(金曜日)

謹賀新年、世紀末!

 さてさて皆さん、新年あけましておめでとうございます。いよいよ西暦は1999年、ノストラダムスという御仁がこの世の終わりを預言した年になってしまいました。大晦日の晩なんかはその預言の肯定派と否定派で意見を戦わす番組があってかなり笑わせてもらいましたね。どっちの言い分も狂信的で面白みがあってよい。久しぶりにあのユリ・ゲラーの生存を確認できたのも収穫だった。まだいたんだねぇ、彼。

 思えば80年代後期のオカルトブームの火付け役はヤツのスプーン曲げに始まる超能力(!?)の数々だった。あの頃はワシもそら色々その手の道を模索したさ。そういえばオカルトブーム当時一部のマニアに絶対的な支持を誇っていて俺も愛読していた『ワンダーライフ(通称ワンダラ)』とかいう雑誌は今どうなってるんだろう?改めて実家に残っていたものを呼んでみると実に凄まじい内容の雑誌だったが。そしてその雑誌に90年代預言カレンダーみたいのがあって、そこに2種類の違う預言が掲載されて「さぁ、どっちが正しい!?」みたいな企画がぶたれとったが、今見てみると両方見事に見当違い・・・。まぁそんなもんかも知れんが。なにしろ片方の預言だと96年に世界恐慌が起こって97年に日本沈没、98年に中近東で戦争が始まり99年に核によって人類滅亡という破滅のシナリオが描かれてるのだ。が、今現在日本はもちろん沈没しちゃいないし、それ以前に世界恐慌も起こっとらん。98年に中近東で戦争ってのはまぁとりあえず当たってはいるが、この調子じゃ99年はどうなることやら。まぁ実際問題核の危険はこの戦争の余波的なところでかなり高まっていると俺は思うのだが。北朝鮮さんにアメリカからプレッシャーがいったときが山場だね。ヤツらが本当に懸念されている通り核を持っているのか。っていうかイラクも実はそこらから流出した核持ってんちゃうんという説も。まぁまぁそれもアリ。で、もう一つの預言では98年に最後のエイズ患者がいなくなり、人類はガンも克服して繁栄の頂点を極めているはずだが・・・。ま、もうこれ以上俺が突っ込むまでもないね。預言って・・・。

 で、話を大晦日の晩にやっていた預言検討の番組に戻すと、こちらはこちらで肯定派の方は色々な意見を述べて下さって。オ◯ムみたいな宗教的概念によって「改心しない限りは神が滅ぼす」的な言い分からプルトニウムを積んだ惑星探査機帰還失敗により放射能が成層圏から世界にバラ捲かれるという説、他にもディープインパクト/アルマゲドンばりの隕石激突説や果ては火星人(何故火星のみに限定するのかは謎。いちおうNASAの不穏な見解を下敷きにしてはいたが)襲来説までなかなか楽しませてくれました。さてさて、これらはどうなんでしょう?ノストラダムス、当たるんですかね?とりあえずチェルノブイリは当ててたらしいけど。まぁ世界が滅びるにせよ永らえるにせよ、それは今考えても仕方のないことではありますがね。「今年の夏で世界は終わるから来年の定演の企画はたてなくていいよ」とかなりませんしね。まぁまぁ皆さん、今年も頑張っていきましょう。下手に未来を勘ぐり過ぎるより「今を生きろ」の精神ですよ。それでは今年もよろしく。大学卒業の年、20世紀のファイナルカウントダウンを気持ちよく迎えられるように、まず今年をよい年にしていきましょう。

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