2014年11月30日(日曜日)
あゆむの雑記帳 引越のお知らせ
突然ではありますが、この『あゆむの雑記帳』、現在のhttp://www.ayum.jp/から引越を行います。新しいURLは以下の通り。
1998年7月7日のオープンから16年超、この雑記帳はさくらのレンタルサーバを使って自分のサーバスペースにおいて運営してきましたが、今後はGoogle Bloggerを利用させていただきまして、そのサービス内で運営を進めていくことにいたしました。
2014年11月25日(火曜日)
モンゴル旅行記-4
テレルジでの長い夜の翌日は、再びウランバートルに戻ります。この日はモンゴルでは珍しいという雨模様の天気で、草原にも雲のように濃い霧が立ち込めていました。霧のモンゴルというのもなかなか珍しいそう。青空の爽やかさ、解放感とは違いますが、そう考えるとこの霧の景色もこれはこれでまた味があるのはないかと思えてきます。そんな文字通り靄に包まれた景色の中、テレルジのツーリストキャンプからウランバートルに戻る途中に立ち寄ったのがこちら、亀岩。なるほど、亀岩です。説明の必要がないくらい亀岩です。ただそれだけの名物なのですが、あれは確かに亀岩でした | |
そしてまた、3時間弱程度バスに揺られながらウランバートルへと戻っていきます。途中ガソリンスタンドで衝立だけのモンゴリアン・ぼっとん便所を体験してみたり、見事に渋滞にはまったりしながら次の目的地である日本人墓地を目指します。 |
2014年07月07日(月曜日)
モンゴル旅行記-2
今回のモンゴル研修、14日はお勉強というよりはモンゴル体験を目的とした一日。ウランバートルを出て、およそ80kmほど離れているというテレルジ国立公園へ向かいます。テレルジはツーリスト向け観光地となっていて、観光客向けにゲルでの宿泊等ができ、シャワーや食堂も設置された体のいいツーリスト・キャンプです。とはいえ電気が使えるのかもよくわからないし、シャワーはお湯が突然水になるなんてザラだというし、そもそも日本ですらほとんどキャンプをしたことがない自分にとって、このテレルジでの一日がどんなものになるか、行く前は旅程の中で一番楽しみにしていた半面、不安も結構あったのが正直なところです。それでも道中、ウランバートルの終端のゲートをくぐると、そこからは昨日同様どんどん景色が変わっていって、洋風のレンガ積みの家があったと思えばそれにゲルが混じってきて、本格的な草原に入ったと思ったらそこに突然工場が現れたりと、窓の外を見ているだけでまたその日本ではおよそ見られない風景にテンションが上がってきて、その小さな不安は忘却の彼方に消えていきました。 |
2014年07月06日(日曜日)
モンゴル旅行記-1
さてさて、七夕が開設記念日のこの雑記帳。16年目となる今年は先日行ったモンゴルについての旅行記など、久しぶりの更新となりますが書いてみたいと思います。 | |
去る6月12日〜16日にかけて、新潟クボタが創立50周年記念事業の一環として行っている農機具屋の後継者研修の一環として、自分はモンゴルに行ってきました。12日と16日はまるまる移動日となっていますので、正味3日間の行程です。正直それまでモンゴルなんて行こうと思ったことはなかったのですが、これが行ってみたら実に素晴らしい。昨秋香港に行った時は初めての海外旅行ながら一応英語も通じるし、基本的に東京と同じような都市で治安もよく、「まぁまぁ何とかなるかな」くらいの旅でしたが、このモンゴルは全然違う。風景も、料理も、人々の暮らしぶりも日本とはまったく違い、アジアに通じる文化を底に置きながらそこにロシアの影響は色濃く受けつつも、欧米風の文化とも明らかに違う。もちろん英語なんて一部でしか通じない。文字通りカルチャーショックと言いますか、こんな風景の中でこのような暮しが実際に行われているのかと、それこそ価値観が変わるくらい刺激的な旅となりました。その意味で実に海外旅行らしい、刺激的な体験だったなと思っています。 |
2014年04月27日(日曜日)
ラ・フォル・ジュルネ新潟 2014
毎年田植に基づく仕事の日程が許す限り楽しみにしているラ・フォル・ジュルネ新潟、今年はプレ公演及び本日一日、楽しんできました。今年のテーマはウィーン・プラハ・ブタペストの『三都物語』。オーストリアやハンガリーに由来する作曲家・音楽の特集です。例えば一昨日あったプレ公演での演目はドヴォルザークのスラブ舞曲やバルトークの民俗音楽舞曲、そしてブラームスのハンガリー舞曲といったように、並べただけでテンション上がるような曲達。今年もたくさん楽しめるといいなと期待して迎えました。 |
2014年02月08日(土曜日)
佐村河内守ショック - それでも音楽に罪はない
2月5日以後、クラシック界は佐村河内守氏の話題で持ちきりだ。交響曲第1番『HIROSHIMA』の製作過程がNHKスペシャルのドキュメンタリーとして放映され、それ以後一躍クラシック界の寵児としてもてはやされていた佐村河内氏。その『HIROSHIMA』や、ソチ五輪で高橋大輔選手が使用する楽曲『ヴァイオリンのためのソナチネ』を含む氏の名義の曲が、18年間ずっとゴーストライターによって書かれていたという事実が発覚したのだ。そのゴーストライターは新垣隆氏。新垣氏の会見で、佐村河内氏は楽譜も読めず、ピアノの腕もほとんど弾けないといっていい程度、『HIROSHIMA』も元々広島のために書かれた曲というわけでなく、あまつさえ全聾というのも偽りではないかなど、様々な黒い話が湧いてきた。全聾の苦悩の作曲家と、広島や東日本大震災の被災地といった苦難の歴史を結び付けた巨大な物語で売り込まれ、記録的なセールスを記録した音楽の、その物語部分がまったくの虚構だったわけだ。まさにスキャンダル。
2013年11月23日(土曜日)
特定秘密保護法に警鐘
特定秘密保護法のいけないところは、前提として憲法で明記されている「知る権利」を差し置いて、国家が恣意的に「特定秘密」を設定できるところにあります。そして何が秘密にされているのかも明らかにされず、秘密を調べようとすると(それが秘密であるとわからなかったとしても)罰せられる可能性がある。これが情報統制でなくてなんでしょうか。
2013年07月29日(月曜日)
桜木 紫乃『起終点駅(ターミナル)』
この土日、何かさらっと小説でも読んでみたい気分になったので、土曜に本屋に行って一冊選んできた。本命は今年の芥川賞・直木賞の受賞作品だったわけだけど、芥川賞の藤野可織『爪と目』は売り切れ(?)で置いてなく、ならば直木賞の桜木紫乃の『ホテルローヤル』にしようかと思ったが、書棚に並べてあった他の桜木紫乃作品をパラパラとめくっていたら『起終点駅(ターミナル)』という本が一番面白そうだったのでそれを読んでみることにした。本当はもう一冊、何かネットで「綿谷りさが震災をテーマにした新作が出たよ」みたいなニュースを見たので、それも面白そうだなと思ってはいたのだけど、本屋にも置いてないしAmazonで検索してもそれらしき本は出てこないので、何かの見間違い(恐らく作者を見間違えた)なのかもしれない。ともあれ、この桜木 紫乃『起終点駅(ターミナル)』を、この土日で読んでみた。以後はネタバレ注意。
2013年07月22日(月曜日)
2013年 参院選、ネット選挙の夜明け
2013年の参院選は、自民党の大勝という結果と同時に、日本で初めてネットを利用しての選挙活動が可能になった選挙として記憶に残ることとなった。とはいえ今回の参院選、NHKの出口調査によればネットを参考にした人はまだわずか16%。ちょっと聞くと少ないようだが、これは案外と腑に落ちる数値だ。まだ世代別投票率の詳細は出ていないものの、要はネットを参考にするだろう若年層の投票率が上がってきていないことの証左だろう。恐らく現在の若年層が歳を重ねるにつれ、つまり有権者にネットの親和性が高い世代が相対的に増加するにつれ、選挙におけるネットの影響力は大きくなっていくだろう。